「リステリンの紫」と聞いて、あの刺激を思い出して顔をしかめた人。わかる。僕も最初に口に含んだときは、正直たじろいだ。

でも今、洗面台には1500mlの大ボトルが常備されていて、切れると不安になる。歯科医院の定期検診で「磨き残しが減りましたね」と言われたあの日から、これはもう手放せない習慣になった。

今回は、リステリンシリーズの中でも多機能タイプに位置づけられる薬用リステリン トータルケアプラス 1500mlを、刺激の正直な話も含めてレビューする。

リステリン トータルケアプラスとは何か

Kenvue(ケンビュー。ジョンソン・エンド・ジョンソンから分社化したコンシューマーヘルス企業)が展開する薬用マウスウォッシュ「リステリン」シリーズの上位モデル。医薬部外品で、虫歯・歯肉炎・口臭の予防から、歯を白くする、歯石の沈着予防、口中の浄化・爽快化まで、幅広い口内ケアをこれ1本でカバーする、いわばオールインワンタイプの商品だ。

重要なのは、これが「洗口液」ではなく「液体歯磨」だという点。口をすすいで終わりではなく、すすいだ後にそのままブラッシングするのが正しい使い方だ。ここは見落としやすいポイントだ。

薬用成分(有効成分)は塩化亜鉛とイソプロピルメチルフェノールの2つ。液体なので歯ブラシの届きにくい歯間や奥歯の裏まで行き渡り、口内トラブルの原因となる菌に働きかける。

主要スペック

商品名薬用リステリン トータルケアプラス
内容量1500ml
分類医薬部外品(液体歯磨)
クリーンミント味
アルコール含有
薬用成分塩化亜鉛、イソプロピルメチルフェノール
使用方法適量約20mlを口に含み約30秒すすいだ後、ブラッシング
参考価格1,420円前後

使ってわかった3つの正直な話

1. 刺激は強い。でも1週間で「これがないと物足りない」に変わる

ごまかさずに言う。アルコール含有タイプなので、刺激はかなり強めだ。初日は30秒口に含んでおくのがやっとだった。

ただ、不思議なもので3日、1週間と続けるうちに刺激に慣れ、むしろこの「効いている感覚」が習慣になってくる。夜寝る前に使うと、翌朝の口の中のネバつきが、個人的にはかなり違って感じられる。この差を一度体感してしまうと、使わない夜が落ち着かなくなる。

どうしても刺激が無理なら、同シリーズにはノンアルコール・低刺激の「トータルケア ゼロ プラス」もある。ただ、個人的には「効いている感覚」も含めてこちらの通常タイプを選び続けている。

2. 1500mlは「デカすぎ」ではなく「正解」だった

1回の使用量は約20ml。1500mlなら単純計算で約75回分、1日1回の使用で2か月半ほど持つ。参考価格1,420円前後で計算すると、1回あたり約19円だ。

コンビニで売っている携帯サイズのマウスウォッシュを思えば、この単価はかなり抑えやすい。毎日続けるものだからこそ、単価の安い大容量が結局いちばん合理的だった。

ボトルが大きく重いのは事実だが、洗面台に置きっぱなしにする運用なら問題にならない。むしろ残量がひと目でわかって、切らす前に買い足せる。

3. 「磨いたつもり」に気づかされる

これを使い始めて痛感したのは、自分の歯磨きがいかに「磨いたつもり」だったかということ。すすいだ後にブラッシングすると、歯の表面のツルツル感が、個人的には違って感じられた。

僕の場合、使い始めてからの定期検診で、歯科衛生士から「磨き残しが減りましたね」と声をかけられた。もちろん効果の感じ方には個人差があるが、「液体で歯間まで行き渡らせてから磨く」という工程が、ブラシだけでは届きにくい部分のケアを補ってくれている実感はある。

買う前に知っておくべき注意点

⚠ 注意点
  • 刺激が強いアルコール含有タイプ。
    口内炎があるときや刺激に敏感な人には、強く感じられる可能性がある。低刺激がいいなら「トータルケア ゼロ プラス」というノンアルコールの選択肢がある。
  • すすいで終わりではなく、ブラッシングが必要。
    液体歯磨なので、口に含んですすいだ後に歯を磨いて初めて本来の使い方になる。洗口液の感覚で使うと、本来の使い方とは異なる可能性がある。
  • ボトルが大きく、置き場所を取る。
    1500mlのボトルは洗面台の棚によっては収まらない。持ち運びにも向かないので、外出用には小容量サイズとの併用が現実的。

こんな人に向いている

  • 朝起きたときの口のネバつきや口臭が気になっている人
  • 歯磨きはしているのに、検診のたびに磨き残しを指摘される人
  • マウスウォッシュを毎日使うので、1回あたりのコストを抑えたい人
  • 虫歯・歯肉炎・着色汚れなど、複数の口内ケアを1本にまとめたい人

総評

オーラルケア用品は、変化を実感しにくいものも多い。その中でリステリン トータルケアプラスは、翌朝の口の中という、わかりやすい場面で違いを感じやすい。

刺激の強さは人を選ぶ。でも、それを差し引いても「1回約19円で複数の口内ケアをまとめられる」という費用対効果は大きい。

オーラルケア用品をあれこれ試す前に、まずこの1本を2か月半、使い切るまで続けてみてほしい。「紫は罰ゲーム」というイメージは、たぶんいい意味で裏切られる。