冷蔵庫の冷凍室がいつも満杯だった。ふるさと納税の肉が届くたびに、詰め込む場所を探していた。
まとめ買いをする。作り置きを冷凍する。ふるさと納税の返礼品が届く。そのたびに冷蔵庫の冷凍室と格闘していた。立てて入れるか、横にするか、詰め方を変えてみるか——それでも限界はある。標準的な冷蔵庫の冷凍室は60〜70L程度が多く、現代のまとめ買い生活には構造的に対応しきれていない。
セカンド冷凍庫を調べ始めた。メーカーものは4〜5万円。コンパクトすぎるものは30〜40L。その中間に、COMFEE'の99Lがあった。2万円前後、上開き、LEDライト付き。試しに買ってみた。
COMFEE' RCC100WH(E)とは
中国の家電ブランドComfee'(日本美的株式会社)が展開するセカンド冷凍庫の主力モデル。上開きチェスト型で99Lという大容量を確保しながら、設置幅は約570mmとコンパクトに抑えている。キッチン・パントリー・廊下・玄関横など、生活空間のちょっとした隙間に置けるサイズ感が特徴だ。
主要スペック
| 容量 | 99L |
|---|---|
| 開き方 | 上開き(チェスト型) |
| 本体サイズ | 幅570×奥行535×高さ845mm |
| 温度調節 | 6段階(ダイヤル式) |
| 庫内灯 | LED自動点灯 |
| 年間消費電力 | 約143kWh/年 |
| 冷媒 | ノンフロン(R600a) |
| 重量 | 約26kg |
使ってわかった、3つのリアル
1. 上開きの「冷気が逃げない」は、本当だった
前開きの冷蔵庫・冷凍庫は、扉を開けると冷気が床に向かって流れ落ちる。これが温度上昇と消費電力増加の原因になる。上開き(チェスト型)は蓋を開けても冷気が下に留まるため、温度変化が少なく電力効率が高い。
実際に使い始めて気づいたのは、ちょっと確認したいときに「全開しなくていい」という感覚だ。少しだけ蓋を持ち上げて覗く、それだけで済む。前開き型で「何があるかな」と全開するたびに冷気が逃げていた感覚とは、明らかに違う。
2. LEDライトで、深さのある庫内が見渡せる
上開きチェスト型の弱点として「底のものが取り出しにくい・見えにくい」がよく挙げられる。RCC100WH(E)は蓋を開けると自動でLEDが点灯する設計で、庫内全体を明るく照らしてくれる。
99Lの深さがあっても、上から見渡したときに「どこに何があるか」がわかりやすい。付属の収納バスケットを使えば手前・奥の仕切りが作れるので、食材カテゴリごとに整理しておけば取り出しの手間がさらに減る。
3. 動作音が静かで、置き場所を選ばない
セカンド冷凍庫として候補にあがる設置場所は、キッチンの隅、廊下、パントリー、玄関横あたりが多い。そのどこに置いても「音が気になる」では使い続けられない。
RCC100WH(E)はコンプレッサー稼働時でも生活音に埋もれるレベルの静音性がある。深夜でも寝室から聞こえてこない距離感ならほぼ無音に近い。複数のレビューで「音が気にならない」という声が多いのは、実使用でも納得できる。
正直に書く、気になる点
- 霜取り機能は非搭載。
上開き型はもともと霜がつきやすく、年に1〜2回は電源を切って霜取りが必要になる。これはこの価格帯・形状の宿命でもある。手間としては半日程度だが、事前に了解しておきたい。 - 底近くのスペースはやや狭い。
コンプレッサーの出っ張り分だけ狭くなる。大型の食材(丸ごとの魚など)を底に立てて入れる場合は注意が必要だ。横置きや分割すれば問題ないが、形状によっては収納の工夫が必要になる。 - 本体は鉄板が薄めで傷がつきやすい。
見える場所に置くなら傷防止の対策を講じておくと長く気持ちよく使える。機能面には問題ない。
こんな人に向いている
冷蔵庫の冷凍室がいつも満杯になっている家庭、ふるさと納税・まとめ買い・作り置きを活用している人、パントリー・廊下・玄関横などに設置スペースがある人、セカンド冷凍庫をなるべく安く揃えたい人、電気代を気にしながら使いたい人(省エネ設計)に向いている。
総評
「冷凍庫が足りない」という問題は、2万円前後で解決できる。RCC100WH(E)を使い始めてから、ふるさと納税の返礼品が届いてもあわてなくなった。まとめ買いのたびに「入れる場所がない」と悩まなくなった。冷凍の作り置きを増やせるようになって、平日の夕飯の段取りが楽になった。
国内大手メーカーの同容量帯と比べると半額以下。その分、霜取りは手動でやる必要がある。でも「冷凍庫が常に足りない」というストレスをなくす効果と比べれば、十分すぎるコストパフォーマンスだ。