作り置きした料理が冷蔵庫の中でだんだん傷んでいく感じ、正直けっこうストレスだった。ラップや保存袋である程度は空気を抜けても、どうしても隙間が残る。結局早めに食べきらないといけなくて、冷凍保存もいまいち信用しきれなかった。

そこで導入したのが、BONIQの真空パック器「BONIQ Vacuumer(BNQ-32B)」。使い始めて2か月ほど経つが、保存食材の持ちが目に見えて変わったのと、愛用しているBONIQ 3.0での低温調理との相性の良さを実感している。今回は実際に使ってわかったことを正直にまとめる。

BONIQ Vacuumerとは

BONIQ Vacuumerは、専用のエンボス加工袋に食材を入れて空気を抜く、家庭用の真空パック器(フードシーラー)。真空状態を作ることで食材の酸化や乾燥を抑え、冷蔵・冷凍保存の期間を延ばしやすくする家電だ。

操作は本体上部のボタンで行う仕様で、乾いた食材向けの「ドライモード」と、汁気のある食材向けの「リキッドモード」の2モードを搭載。さらにオートモードとマニュアルモードを切り替えられるため、素材や用途に合わせて吸引の強さや加減を自分で調整することもできる。

基本的な使い方

使い方はシンプルで、専用のエンボス加工袋に食材を入れ、袋の端を本体のシール部分にセットしてモードを選んでスタートするだけ。空気が抜かれたあと自動でシールまで行われるので、袋を密封するための特別な技術はいらない。

主要スペック

最大吸引力-60kPa
モードドライモード/リキッドモード
操作方式オートモード/マニュアルモード
対応袋専用エンボス加工袋
本体サイズ約360×130×78.8mm
重量約1.3kg
型番BNQ-32B

使ってわかった、本音

低温調理との組み合わせが快適になった

もともとBONIQ 3.0で低温調理をしていて、これまでは市販のジップ袋で代用していた。BONIQ Vacuumerを使うようになってからは、しっかり空気を抜いた状態で湯せんできるので、食材が浮いてお湯に触れにくくなる問題が減り、加熱ムラを感じにくくなったと思う。同じBONIQシリーズだけあって、真空パック器とスティック型の低温調理器を並べて使う一連の流れがつくりやすいのは率直に良いと感じた。

汁物も真空パックできる「リキッドモード」が便利

味付け済みの肉や煮汁ごと保存したいときは、ドライモードのままだと吸引の途中で液体が吸い込まれてしまうことがある。リキッドモードに切り替えると、その手前で吸引を止めてシールしてくれるので、汁気のあるおかずも安心してパックできるようになった。

作り置き・冷凍保存がかなりラクになる

下味をつけた肉や、まとめて作ったおかずを小分けにして真空パックしておくと、冷凍焼けや匂い移りを感じにくくなった。個人的には、週末にまとめて仕込んでおく作り置きの習慣がかなり続けやすくなったと感じている。

操作はワンタッチ中心で扱いやすい

基本はオートモードに任せれば、袋をセットしてボタンを押すだけで吸引からシールまで自動で完了する。マニュアルモードも用意されているので、柔らかい食材を潰したくないときなど、吸引の加減を自分で止めたい場面にも対応できるのは扱いやすいと感じた。

✓ 良かった点
  • 低温調理との相性が良い。
    しっかり真空にできるぶん、湯せん中に食材が浮きにくくなったと感じた。
  • リキッドモードで汁物も真空パックできる。
    煮汁ごと保存したいおかずでも液漏れを気にせず使える。
  • 作り置き・冷凍保存の持ちが良くなった。
    個人的には冷凍焼けや匂い移りを感じにくくなった印象がある。
  • 操作はオートモード中心でシンプル。
    袋をセットしてボタンを押すだけで吸引・シールが完了する。

正直に書く、気になる点・デメリット

⚠ 注意点
  • 専用袋を使う前提の設計。
    市販の汎用保存袋ではなく、エンボス加工が施された専用袋を使う必要がある。
  • 吸引・シール中は多少の動作音がする。
    無音ではないため、就寝時間帯の使用はやや気になる場合がある。
  • 本体サイズ分の収納スペースが必要。
    約360mmと横に長さがあるため、置き場所は事前に確保しておきたい。

こんな人に向いている

作り置きや冷凍保存を習慣にしたい人、BONIQシリーズの低温調理器を使っていて相性の良い真空パック器を探している人、汁物やタレごと保存したいメニューが多い人におすすめできる。逆に、真空パックをたまにしか使わない人や、専用袋のランニングコストをかけたくない人には向いていないかもしれない。

低温調理をあわせて始めてみたい場合は、同じBONIQシリーズのスティック型低温調理器「BONIQ 3.0」のレビューもあわせて参考にしてほしい。

総評

BONIQ Vacuumerは、派手な機能で押すタイプの家電ではなく、食材の保存という地味だけれど毎日効いてくる部分を確実に底上げしてくれる印象の製品だ。

個人的に一番の変化は、作り置きや冷凍保存に対する不安が減ったことだ。BONIQ 3.0を使っている人はもちろん、まとめ買い・作り置きの習慣がある人にとって、扱いやすい選択肢だと思う。