Sakana AIが研究集団「FIG」を発表。今のAIの延長ではない“次の仕組み”を長期で探る
30秒でわかる
- Sakana AIが社内の研究集団「Frontier Intelligence Group(FIG)」を公表
- 今のAIはもっともらしい誤り(ハルシネーション)や大量の電力消費などの弱点が残る。FIGは今の作り方の延長ではない“次の仕組み”を探す
- 今回は研究方針の発表で、すぐ使える新製品・新機能ではない
何が変わった
Sakana AIは、社内で少しずつ大きくなってきた研究集団FIG ↗を公式ブログで紹介しました。背景にあるのは、今のAIは優秀でも、自信満々に間違ったことを言う、まったく新しい状況に弱い、動かすのに大量の電力が要る、といった根本的な弱点が残っているという問題意識です。今のAIは「Transformer(いまの対話AIのほとんどが使う基本設計)」を大きくしていく方法で伸びてきました。FIGはその延長だけに頼らず、生き物の脳のように少ないデータで学び続ける仕組みなど、別の道を探るとしています。方針としては、ベンチマーク(性能テスト)の点数を追う圧力なしに失敗も含めて自由に研究できること、流行に流されず自分だけが取り組む研究をすること、自然から着想を得ることなどを挙げています。外部の研究者を招いて主流と違う考えを話し合う場も定期的に開いているそうです。なおSakana AIのCTOのLlion Jones氏は、Transformerを考案した研究者の1人です。
誰に関係する
AI研究の今後の方向に関心がある人や、日本発のAI企業の動きを追っている人向けの話題です。ChatGPTやClaudeなどを使う一般の利用者に、すぐ関係する変更はありません。
公式情報
Sakana AI(Introducing Sakana AI's Frontier Intelligence Group) ↗