「油を使わずに揚げ物を作りたい」と考えたとき、実は選択肢は大きく2つに分かれる。庫内が広く、スチームやロティサリーまでこなす「オーブン型」と、コンパクトでスピーディーに仕上げる「バスケット型」だ。EPEIOS Chef(EPAO502・Amazon参考価格44,000円)はまさに前者の代表格で、14Lの庫内とIoTアプリ連携を備えた多機能モデル。一方のCOSORI TurboBlaze(CAF-DC601S-WUSR・Amazon参考価格27,164円)は6.0LのDCモーター駆動で、9+1の調理モードを持つ定番のバスケット型ノンフライヤーだ。今回はこの2台を容量・温度・機能・価格の面から比較し、どちらが自分の使い方に合うかを整理した。
この記事の結論
- 丸鶏やロティサリー調理も含め、家族分をまとめて・多機能にこなしたい人 EPEIOS Chef 庫内14L・スチーム機能・IoTアプリ・自動洗浄 — Amazon 44,000円
- コンパクトに置いて、日々のノンフライ調理をスピーディーに済ませたい人 COSORI TurboBlaze 庫内6.0L・DCモーターで高速調理・9+1モード — Amazon 27,164円
スペック比較
大容量・多機能
EPEIOS Chef(EPAO502)
Amazon 44,000円
- 庫内容量14L・丸鶏のロティサリー調理に対応
- スチーム機能+上下加熱ヒーター搭載
- IoTアプリで遠隔操作・自動洗浄機能
コンパクト・高速調理
COSORI TurboBlaze
Amazon 27,164円
- 庫内容量6.0L・DCモーターで高速調理
- 9+1の調理モードで揚げ物から発酵まで対応
- 95%オイルカット・食洗機対応パーツ
| 項目 | EPEIOS Chef(EPAO502) | COSORI TurboBlaze |
|---|---|---|
| 参考価格 | Amazon 44,000円 | Amazon 27,164円 |
| タイプ | オーブン型(庫内調理・ロティサリー対応) | バスケット型(引き出し式ノンフライヤー) |
| 庫内容量 | 14L(庫内寸法 W260×H203×D270mm) | 6.0L(約3〜5人分) |
| 温度調節範囲 | 50〜220℃ | 30〜230℃ |
| 消費電力 | 1350W | 1500W |
| 本体サイズ | W350×H380×D352mm | W400×D300×H301mm |
| 本体重量 | 約10.8kg | 約5.2kg |
| 調理モード | 6役(ノンフライ・トースト・ベイク・発酵・解凍・食品乾燥) | 9+1モード(揚げ物・グリル・保温・発酵など) |
| スチーム機能 | 搭載(上下加熱ヒーター併用) | — |
| ロティサリー調理 | 対応(丸鶏サイズまで) | — |
| スマート連携 | IoTアプリで温度・時間・遠隔操作に対応 | スマートアプリ連携に対応 |
| お手入れ | 自動洗浄機能搭載 | バスケット等の食洗機対応パーツ |
| 総合スコア | 8.6 / 10 | 8.7 / 10 |
太字=各項目で仕様がより優れる、または優位な項目。「—」=当該機能を搭載していない項目。価格は執筆時点の参考価格で、変動する場合があるため購入前に必ず最新価格を確認してほしい。
「庫内で仕上げる」か「引き出しで手早く揚げる」か
EPEIOS Chefは、ノンフライヤーというより「小型のスマートオーブン」に近い。14Lという庫内容量は丸鶏のロティサリー調理まで見据えたサイズで、上下加熱ヒーターとスチーム機能を組み合わせることで、揚げ物特有の「表面がパサつく」「焼き色がつきにくい」といった悩みに対応する設計になっている。IoTアプリからの遠隔操作や自動洗浄機能も備え、庫内でじっくり調理を仕上げたい人向けの一台だ。
一方のCOSORI TurboBlazeは、引き出し式バスケットにDCモーターの高速送風を組み合わせた、いわゆる王道のノンフライヤーだ。9+1の調理モードで揚げ物からグリル、発酵まで幅広くこなし、30〜230℃という広い温度調節範囲と95%のオイルカットを謳う。庫内は6.0Lとコンパクトで、置き場所を選ばずスピーディーに使える点に振り切っている。
どちらも「油を使わない調理」という共通項はあるが、EPEIOSは庫内で多工程をこなすオーブン的な発想、COSORIは日々の調理を手早く済ませるノンフライヤー的な発想という、根本的に異なるアプローチの製品だと考えた方がいい。
1. 容量と調理スタイルの違い
EPEIOS Chefの14Lという庫内容量は、COSORI TurboBlazeの6.0Lの倍以上にあたる。丸鶏のロティサリーや複数段での同時調理を想定するなら、この容量差はそのまま調理の自由度に直結する。一方でCOSORIは6.0Lでも3〜5人分の調理には十分な容量で、コンパクトさを重視するなら扱いやすいサイズに収まっている。
2. スチーム・ロティサリーの有無
EPEIOS Chefはスチーム機能と上下加熱ヒーターを備え、パサつきがちなノンフライ調理の弱点をカバーする設計だ。丸鶏のロティサリー調理にも対応しており、庫内で「焼く・蒸す・回す」を組み合わせた仕上げができる。COSORI TurboBlazeにはこれらの機能はなく、あくまでバスケット内での熱風調理に特化している。
3. 温度範囲とモード数、価格差
温度調節範囲はCOSORI TurboBlazeの30〜230℃がEPEIOS Chefの50〜220℃をやや上回り、9+1という調理モード数もCOSORIの方が多い。消費電力はEPEIOSが1350Wとやや低めだが、本体重量は約10.8kgとCOSORIの約5.2kgよりかなり重い。価格差は44,000円と27,164円で、約1.6倍。庫内容量・スチーム・ロティサリーといった上位機能を取るか、コンパクトさと価格を取るかが分かれ目になる。
01EPEIOS Chef(EPAO502)|14Lの庫内とスチーム・ロティサリーで仕上げる
→ 丸鶏やロティサリー調理も含め、家族分をまとめて・多機能にこなしたい人に。
EPEIOS Chefは、庫内容量14Lという大容量に加え、スチーム機能・上下加熱ヒーター・ロティサリー機能を組み合わせた多機能モデルだ。IoTアプリから温度・時間・調理モードを遠隔操作でき、プリセットメニューを使えばほったらかし調理もできる。自動洗浄機能も搭載しており、庫内の手入れにかかる手間を抑えられる設計になっている。
良かった点
- 14Lの庫内容量で丸鶏のロティサリー調理まで対応。
COSORI TurboBlazeの6.0Lに対して倍以上の容量があり、大きめの食材や複数段調理に向いている。 - スチーム機能と上下加熱ヒーターを併用できる。
ノンフライ調理特有のパサつきや焼き色のつきにくさをカバーする設計になっている。 - IoTアプリでの遠隔操作と自動洗浄機能を搭載。
温度・時間の設定をスマホから行え、庫内の手入れの手間も抑えられる。
気になった点
- 本体重量が約10.8kgと重め。
設置場所を固定して使う前提のサイズ・重さで、頻繁に動かす用途には向かない。 - 調理モードは6役で、COSORIの9+1モードより少ない。
温度調節範囲も50〜220℃とCOSORIよりやや狭い。 - 価格は44,000円とCOSORI TurboBlazeより高め。
大容量・多機能である分、コンパクトさや価格を優先したい人には割高に感じられる。
EPEIOS Chefをamazonで見る 楽天市場で最新価格を見る
02COSORI TurboBlaze|6.0Lとスピード調理でコンパクトにこなす
→ コンパクトに置いて、日々のノンフライ調理をスピーディーに済ませたい人に。
COSORI TurboBlazeは、DCモーターを採用した高速送風で調理時間を短縮できる引き出し式ノンフライヤーだ。9+1の調理モードで揚げ物・グリル・保温・発酵まで幅広くこなし、30〜230℃という広い温度調節範囲を持つ。95%のオイルカットを謳い、パーツは食洗機対応で手入れもしやすい。約5.2kgと軽量で、置き場所を選ばず日常使いしやすいサイズにまとまっている。
良かった点
- DCモーターによる高速調理と広い温度調節範囲。
30〜230℃まで対応し、9+1の調理モードで幅広い料理に使える。 - 約5.2kgと軽量でコンパクト。
EPEIOS Chefの約10.8kgに比べて扱いやすく、設置場所の自由度が高い。 - 価格は27,164円とEPEIOS Chefより手頃。
初めてノンフライ調理を試す人にも導入しやすい価格帯に収まっている。
気になった点
- 庫内容量は6.0LとEPEIOS Chefの半分以下。
丸鶏など大きめの食材や複数段調理には向かない。 - スチーム機能やロティサリー機能は非搭載。
あくまで熱風調理に特化しており、蒸し料理や丸焼き調理はできない。 - 自動洗浄機能はなく、パーツを手洗いまたは食洗機で洗う運用になる。
EPEIOS Chefのような庫内の自動洗浄はない。
COSORI TurboBlazeをamazonで見る 楽天市場で最新価格を見る
結論:どちらを選ぶか
「丸鶏やロティサリー調理も含めて、庫内でじっくり多機能に仕上げたい」なら、EPEIOS Chefが答えになる。14Lの庫内容量とスチーム機能、IoTアプリでの遠隔操作、自動洗浄機能を兼ね備え、オーブン感覚で使える一台だ。
一方、「置き場所を選ばずコンパクトに、日々のノンフライ調理をスピーディーに済ませたい」という人には、DCモーターの高速調理と広い温度調節範囲を備えたCOSORI TurboBlazeが向いている。容量やスチーム機能では譲るが、価格と扱いやすさのバランスは優れている。両者は優劣というより、庫内調理を求めるか、コンパクトな日常使いを求めるかで選び分ける道具だと考えるのがいい。