カメラを買ったときに付いてくる純正ストラップを、そのまま使い続けている人は多い。
首に巻いて、カメラをぶらぶらさせながら歩く。撮るたびに長さが合わなくて構えにくい。移動中は邪魔で、撮影のたびに慌てる。「ストラップなんてこんなもの」と思い込んでいた人が、このニンジャストラップを一度使うと、もう純正には戻れなくなる。
サイクリストだったDavid Munsonがアメリカのミズーリ州で考案したdiagnlのニンジャストラップ。初心者からプロの報道カメラマンまで世界中で愛用される理由を、使い込んだ視点から語る。
スペック
| テープ幅 | 38mm(重量1.5kg以上のシステム対応) |
|---|---|
| カラー | Charcoal(他カラーも展開) |
| 素材 | ナイロン製テープ(シートベルト織) |
| バックル | アセタール樹脂製(カメラを傷つけない) |
| 長さ調整 | ベルクロで体格に合わせて調整可能 |
| 対応 | 一眼レフ・ミラーレス・コンパクト各種 |
| 特徴 | ワンアクション伸縮・速写対応 |
「伸縮自在」とはどういうことか
普通のカメラストラップは長さが固定だ。短くすれば体に密着するが撮りにくい。長くすれば撮りやすいがカメラが揺れる。どちらかしか選べない——そのジレンマをニンジャストラップは根本から解決している。
バックルに親指をかけて下に引くとストラップが緩む。カメラを構えるのに必要な長さに一瞬でなれる。撮影が終わったらストラップを上に引き上げると体にピタッと密着する。この切り替えが「1〜2秒」でできる。シャッターチャンスの前に手間取ることがなくなる。これが「異次元の速写性」と呼ばれる理由だ。
移動中はストラップを締めてカメラを背中に密着固定。激しく動いてもカメラがブラつかない。目的地に着いたら緩めて即撮影。アウトドアとスナップ両方をこなすアクティブな40代に最適なストラップだ。
38mm幅を選ぶべき理由
ニンジャストラップには15mm・25mm・38mmの3幅がある。今回レビューするのは38mmのCharcoalだ。
重量1.5kg以上のカメラシステム——つまり一眼レフにLレンズを装着した状態——では38mmが推奨される。幅が広いほど肩への荷重が分散され、長時間の撮影歩きでも疲れにくい。Canon 6D Mark IIやEOS Rシリーズユーザーには、この38mmが標準の選択肢だ。
金属バックルのストラップはカメラボディを傷つけるリスクがある。ニンジャストラップのバックルは頑丈なアセタール樹脂製で、車内など狭い場所での脱着時もカメラに当たっても安心。大事な機材を守る配慮が細部に宿っている。
CharcoalというカラーがCanonユーザーに合う
ブラックでも派手なカラーでもない、落ち着いたチャコールグレー。Canon機のブラックボディとの相性が抜群で、主張しすぎない大人の佇まいになる。ストラップで「自分らしさ」を出したい人にも、あくまで道具として使いたい人にも、このカラーは受け入れやすい。
正直に言う「弱点」
伸縮機構に慣れるまで少し時間がかかる。最初の数回は「どっちに引けば緩むんだっけ」と戸惑う場面もある。ただ1日使えば体が覚える。それ以降は「なんで今まで普通のストラップを使っていたのか」と思うようになる。
また38mm幅のモデルにはコンパクトカメラ用コネクターが付属しない点も注意が必要だ。ミラーレスや一眼レフのストラップラグを使う分には問題ない。
重い機材に25mmを使うと肩への負担が集中する。反対にコンパクトカメラに38mmはオーバースペック。機材の総重量を確認してから選ぶことが大切だ。1.5kg以上なら38mm、以下なら25mmが基本の目安。
結論:純正ストラップに戻れなくなる、それが答えだ
「ストラップに何千円も出す価値があるのか」——買う前はそう思っていた人が、使った後は必ず言う。「もっと早く買えばよかった」と。
カメラの腕を上げたいなら機材を磨け。でも撮影を快適にしたいなら、まずストラップを変えろ。diagnlのニンジャストラップは、その答えとして20年以上世界中のカメラマンに選ばれ続けている。理由は使えばわかる。